先日、Appleが、「Apple IDの2段階認証」を日本をはじめとする6カ国で提供を開始しました。
今回はその設定方法を説明します。
設定は全てMy Apple IDのサイト内にて行います。

(My Apple ID)
まずは、My Apple IDにアクセスし、「Apple IDを管理」をクリックします。

続いて利用中のApple IDのIDとパスワードを入力してサインインします。

サインインが成功すると、自分の名前やメールアドレスが表示されます。
2段階認証を設定するには、左の列にある「パスワードとセキュリティ」をクリックします。

セキュリティ質問に答えます。
質問内容はApple ID作成時に自分で設定した内容です。
忘れた場合は登録メールアドレスに再設定のURLを送ることが出来ます。

セキュリティ質問をパスすると、セキュリティの設定を管理というページに行きます。
そこの2ステップ確認の中に「利用を開始する」と書かれたリンクがあるのでクリックします。

私の場合、Apple IDの旧ポリシーのパスワードのままでしたので、新しい基準に適合するパスワードに変更する必要がありました。
新しいパスワードのルールに合わせた新しいパスワードを作成してパスワードの変更をしました。

ここで2段階認証(2ステップ確認)の説明があります。
これによると、認証するために使用中のデバイスを使用するとあります。

説明事項です。
もしパスワードを忘れてしまった時のために「復旧キー」が提供されるようです。
注意事項です。
Appleがお客さまに変わってパスワードをリセットすることはできません。という表記があります。
なので、最悪の場合二度と使っているApple IDにアクセスできなくなる可能性があるということですね。
パスワード、信頼できるデバイス、復旧キーのどれか2つがある事でアカウントにアクセスすることが出来るようになるということです。
デバイスを紛失、破損した場合は、パスワードと復旧キーを使って認証をする必要があるということですね。

設定を開始しようとしたのですが、3日お待ちください。と表示されました。
設定を有効にする為に、登録されている全てのメールアドレスに2ステップ確認の設定をしようとしていることを通知するメールが届くそうです。
これは該当のApple ID が第三者によって不正操作されるのを防止する為だそうです。
Appleから、「ご利用のApple IDで2ステップ確認が有効になりました」というメールが届いたら設定が出来るようになります。
メールが届いた後は、もう一度 My Apple IDにアクセスしてログイン、2ステップ確認の設定まで画面を進めましょう。

すると、自分のApple IDに登録されているAppleのデバイスが一覧表示されます。
オフラインになっていては認証に使えないので、現在利用中の端末をネットに接続します。
画面下の更新ボタンからリストの更新をすることでオンラインの端末が現れます。

確認ボタンがクリックできる状態になっているデバイスはオンライン状態を意味します。

オンラインになった端末の名前の横にある「確認」ボタンをクリックする事でそのデバイスに4桁の確認コードが送られます。

このように送られてくるので、確認コードをPCなどに打ち込みます。

電話番号認証の場合はこのようにSMSが届きます。

確認作業が終わると、「確認済み✓」と書き足されます。
今回は、iPhone 4S / iPhone 5s / iPad mini / 電話番号の4つを認証しました。

認証後、復旧キーが表示されます。安全のためプリントをするなどして、安全な場所に保管すると良いでしょう。
非常に重要なキーとなります。再発行できない物で、復旧キーを使わなければいけない状態になったとき、復旧キーを紛失してしまった場合は、結果的に購入した全てのアプリケーションに紐付けられる物なのでアプリ全て買い直しになります。

「キーをプリント」で印刷します。

印刷した(PDF)はこんな感じです。

最後のステップです。
条件に同意すると、2ステップ確認(2段階認証)が有効になります。

同意することで、 2ステップ確認(2段階認証)が有効になりました。
2段階認証により、アカウントのセキュリティが向上し、アカウントを不正に乗っ取られたりする可能性が低まります。
iPhoneだけではなく、iPod, iPad, MacBookなどでも利用するApple IDは、しっかり管理したほうがいいでしょう。