Wi-Fiルーター

楽天モバイルのRakuten WiFi Pocketは他社SIMカードを受け付けるか

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Rakuten WiFi Pocketを購入した

楽天モバイルが販売する、「Rakuten WiFi Pocket」を購入した。
キャンペーンで回線契約を伴えば1円で購入できる。通常価格は9,980円(税込)。

 

製品スペック

製品名 Rakuten WiFi Pocket
メーカー Shenzhen Harvilon Technology
ブラック / ホワイト
サイズ(高さ/幅/厚さ) 94.5 x 61.2 x 17.1 (mm)
重量 約100g
連続待受時間 約300時間
連続通信時間 約10時間
バッテリー容量 約3,000mAh
テザリング 10台
SIMタイプ 標準SIM
付属品 ACアダプタ / micro USB Type-Bケーブル / クイックスタートアップガイド / バッテリー
対応バンド(LTE) Band 1 / Band 3 / Band 8 / Band 11 / Band 18 / Band 19 / Band 21 / Band 28 / Band 41
対応バンド(3G) Band I /Band V /Band VI /Band VIII /Band X IX

※上記スペックは楽天モバイル公式サイトの製品ページ等より引用。対応バンドはサポートページより取得。

 

安価なだけにスペックの低さも目立つが

製品は2020年発売の最新モデルではあるものの、「micro-B端子」「標準SIM」「5GHz帯域のWi-Fi(802.11ac/a)非対応」とスペックは極めて低い。
しかしながら、端末価格が安価であり、細かいことを気にしない多くの一般ユーザーにとっては大きな問題はないと思われる。
楽天モバイルの1年無料キャンペーンで使い勝手を試したいユーザーが、今使っているdocomoやauなどのスマートフォンを解約せず、ノーリスクで楽天モバイルを使うのに適していると言えるだろう。

 

他社のSIMカードは使えるか

結論から言うと、SIMロックは掛かっていなかった。
楽天モバイルのSIMカードは設定不要で使えるが、他社SIMを使う場合は設定が必要となる。その手順を紹介する。

1.管理画面を開く

一度Rakuten WiFi PocketにスマホやPCなどから接続する。
その後「192.168.0.1」をGoogle ChromeやSafariなどのWebブラウザから開く。
開くと上記画像の様に管理画面が出る。ログイン画面ではユーザー名、パスワードの初期値が両方とも「admin」となっているので、adminと入力する。

2.ネットワーク設定

ネットワーク設定の「接続設定」を選択する

 

3.APNを設定する

APNを開き、モードを自動から手動に切り替える。
プロファイルを追加し、使っているSIMカードのAPN情報を入力する。
今回はIIJmioのSIMカードを設定するため、上記のような値を入れた。
尚、docomoのspmodeは初期設定に含まれていたのでAPNを設定することなく使える可能性がある。(未検証)

 

4.接続完了

管理画面上部に「FDD_LTE」「NTT DoCoMo MVNO」と表記が確認できた。FDD-LTEでdocomoの電波を掴んでいるということになる。
このあと問題なく通信する事ができたので、一応docomoなど他社のSIMカードでも利用することは可能であるという結果となった。

 

他社で使うなら他のルーターがおすすめ

とはいっても、Rakuten WiFi Pocketは安価であるため、まず使ってみたいというユーザーには割とおすすめできる機種かもしれない。

しかしながら、あえて他社で使う目的でRakuten WiFi Pocketを選ぶ理由はない。
お使いの通信会社のバンドや、様々な機能が付いたモデルの購入をおすすめする。