NEC Aterm MR05LN データプラン対応SIMセットモデルを購入
UbigiはeSIMサービスで有名だが、物理的なSIMカードはこちらより購入することもできる。今回は、Aterm MR05LNに、世界で使用出来る1GB/30日のSIMが付属したパッケージ(PA-MR05LN-ST)があったので購入した。
対応周波数
MR05LNが対応する周波数は下記の通り
LTE (FD-LTE)
- Band 1 (2GHz)
- Band 3 (1.7GHz)
- Band 8 (900MHz)
- Band 11 (1.5GHz)
- Band 18 (800MHz)
- Band 19 (800MHz)
- Band 21 (1.5GHz)
伝送速度は、LTE(FD)で受信最大150Mbps、送信最大50Mbps
CA時、受信最大375Mbps、送信最大50Mbps
対応するキャリアアグリゲーションの組み合わせ
組み合わせ | 呼称 | 最大帯域幅 |
Band1+Band19+Band21 | CA_1A-19A-21A | 50MHz |
Band1+Band19 | CA_1A-19A | 35MHz |
Band1+Band21 | CA_1A-21A | 35MHz |
Band3+Band19 | CA_3A-19A | 35MHz |
Band19+Band21 | CA_19A-21A | 30MHz |
Band1+Band18 | CA_1A-18A | 35MHz |
3G (HSPA/W-CDMA)
- Band 1 (2GHz)
- Band 5 (850MHz)
- Band 6 (800MHz)
- Band 8 (900MHz)
- Band 19 (800MHz)
伝送速度は、HSPAで受信最大14Mbps、送信最大5.7Mbps
W-CDMAで受信最大384kbps、送信最大384kbps
【参考】日本国内のキャリアのLTE周波数状況と比較
docomo | au | SoftBank | Rakuten | |
B1 | ● | ● | ● | |
B3 | ● | ● | ● | ● |
B8 | ● | |||
B11 | ● | ● | ||
B18 | ● | |||
B19 | ● | |||
B20 | ● | |||
B21 | ● | |||
B26 | ● | |||
B28 | ● | ● | ● | |
B41(TD-LTE) | ● | ● | ||
B42(TD-LTE) | ● | ● | ● |
MR05LNで使用できる周波数は青色に、そうでない周波数帯は灰色にした。
バッテリー脱着可、デュアルSIMに対応
製品の裏蓋を外すと、2つのnanoSIMスロットがある。このスロットは工夫されており、SIMカードの脱着が容易かつ、うっかり落としてしまうリスクも軽減してくれる構造になっており、頻繁にSIMを交換するような方に特に嬉しい仕様となっている。
バッテリーは脱着可能で容易に交換することが出来るのは、バッテリーの脱着が出来ない製品が増えているなかで嬉しい仕様だと言える。
充電はUSB micro-B端子
充電にはUSB Micro-B端子を採用する。最近ではUSB Type-Cを採用した製品が増えてきたので、次期モデルではType-Cを採用していただけるとありがたい。
スマホライクなUI
まるでWindows Phoneを彷彿とさせるようなタイル状のUIは、スマートフォンを操作しているかのような操作性だが、使い勝手は決して良くない。レスポンスは遅く、かゆいところに手が届かないため、結局ルーターの設定画面をPCなりスマートフォンなどで開いて設定をすることになる。しかし、SIMの切り替え、APNの入力など基本的なことはルーター上のタッチパネルから操作する事ができる。SSIDの変更などはPCなどからブラウザ経由で設定画面を開く必要があり、少々面倒であると感じた。
日本製ルーターをお探しの方におすすめ
まだ試せていないが、おそらく楽天モバイル(UN-LIMIT / MNO)のSIMカードでも利用できるものと思われる。(楽天モバイルのサイトから本製品を購入することが出来る)
対応周波数が少ないので、日本国内での利用で高速通信を期待したい方にはおすすめできないが、日本製で安心して使えるルーターをお探しの方にはおすすめできる製品だと思った。
製品もコンパクトで軽量、無駄がない印象で筆者も気に入った。UbigiのSIMカードもセットで付属してきたので、いずれ試してみたいと考えている。