通信関係

低速通信1Mbpsはスタンダートとなるか。楽天に続き、UQ、ワイモバイルも追従へ。

低速時の通信速度1Mbps化に各社が追従

これまで、スマートフォンなどの3G/LTE通信を利用する際は契約しているデータ通信量を超過してしまうと、追加料金を支払わない限りは通信速度が上下最大128kbpsに制限されるというのが一般的であったが、ここ最近になってこの流れは変わりつつある。

楽天モバイルは、NTTドコモの電波を借りて仮想移動体通信事業者(MVNO)としてサービスを提供していた頃より、「スーパーホーダイ」プランにおいて、契約データ量が超過したあとも上下最大1Mbpsで使えるというサービスを行っている。これは昼と夕方の混雑する時間帯は上下最大300kbpsに低下するものの、それ以外のほとんどの時間帯では通信容量を使い切っていても、通信速度が上下最大1Mbpsで利用できるというものだ。

契約通信容量を超過したあとの通信速度制限が緩和される通信事業者とプラン

私が現時点で確認できているのは、下記の通信事業者の次のプランである。

楽天モバイル(MVNO) スーパーホーダイプラン 高速データ通信モードオフ時、もしくは契約容量超過後に上下最大1Mbps制限。 ※12時~13時/18時~19時は最大300kbps制限 リンク
楽天モバイル(MNO) UN-LIMITプラン 自社エリアは1日10GB超過後は3Mbps制限、パートナーエリアは5GB/月を超過後は上下最大1Mbps制限 リンク
UQモバイル スマホプランR 契約容量超過後、もしくは節約モード時で上下最大1Mbps リンク
ワイモバイル スマホベーシックプランM/R 契約容量超過後、上下最大1Mbps リンク
NTT docomo ギガホプラン 契約容量超過後は上下最大1Mbps制限 リンク
NTT docomo 5Gギガホプラン 契約容量超過後は上下最大3Mbps制限。ただしデータ量無制限キャンペーン中は無制限が適用される。 リンク

 

1Mbpsの通信速度とはどれくらい?

下記は、iPhone 11 Proの通信速度を擬似的に上下最大1Mbpsに制限をかけた上で実施した使用感テストの結果である。

YouTube (アプリ使用)

144p 快適に視聴できた
240p 視聴できる
360p以上 読み込みが多く視聴し辛い

FaceTime (Appleデバイス限定)

Audio(音声通話) 全く問題なく利用できた
Video(ビデオ電話) 画質は落ちるが会話に支障はなかった

Google Maps (アプリ使用)

検索 やや遅いが問題なく利用できた
レビュー表示 レビューの画像を開くのに時間がかかり使いにくい事がある
衛星写真 地図より時間はかかるが少し待てば表示される印象
ストリートビュー やや遅いが問題なく利用できたしてください。
ナビゲーション(地図表示) 大きなストレスは感じなかった。

Amazon Photos (アプリ使用)

画像の表示 高画質表示になるまで割と時間はかかるが問題なく表示できた

当ブログの閲覧 (Safari使用)

サイトトップ 画像の読み込みにやや時間がかかったが問題なく利用できた
記事 画像の読み込みにやや時間がかかったが問題なく利用できた

 

使用感としては、画像や動画などの大容量コンテンツを避ければ大きく問題を感じることはなかった。しかしながら、動画などを高画質で楽しみたい場合には不十分な通信速度であると感じた。

 

制限後の速度1Mbpsはこれからのスタンダードとなるか?

現状で多くの通信会社のほとんどの通信プランでは、契約容量超過は128kbpsに通信速度が低速化するようになっており、これではあまりにも遅く実用に耐えられるものではない。もちろん、追加料金を支払うことで通信速度制限のない高速通信を再開出来るとはいえ、課金する行為に抵抗が有るユーザーも少なくない。筆者もその一人で、基本的に契約通信料を使い切ることが無いが、たまに超過しても制限を解除するために課金したことは一度もない。

現時点では、一部の通信事業者の一部の通信プランのみで展開されているが、筆者は1Mbpsの通信速度制限が今後のスタンダードとなることに期待したい。