
先ほど、こちらの記事で紹介したLogitechのiOS 7対応ゲームコントローラー「PowerShell controller + battery」が$30値下がったという記事を書きましたが、その後AppleStoreで買ってみましたので紹介します。

製品について紹介すると、AppleがiOS 7でサポートを始めたゲームコントローラーに準拠する初めての製品としてLogitechより発売されているゲームコントローラーです。
全てのゲームに対応しているのではないのですが、対応ゲームは続々増えていくと予想されます。
iPhoneで使えるゲームは新しいiPhoneが出る度にグラフィックが向上し、より大容量のゲームが次々とリリースされています。
しかしながら、iPhoneのタッチパネルでは複雑な操作を行いにくく、タッチパネルで操作をすると画面が見にくくなるという難点があります。
今回紹介する、「PowerShell controller + battery」は、そんなiPhoneでのモバイルゲームをより快適にしてくれるデバイスです。

製品は、iPhone 5 , iPhone 5s , iPod touch (第5世代)に対応します。いずれもiOS 7 のインストールが必須となります。
また、本製品はゲームコントローラーですが、1,500mAhのバッテリーも内蔵します。iPhone充電用で、このバッテリーが切れてもiPhoneから給電してゲーム操作を行う事が出来ます。
このケースからiPhoneへの充電は、1,000mAhで行われるようです。

早速iPhone 5sにセットしてみました。

裏面はこのようになっていて、カメラ部のくりぬきもAppleの規格に合う大きめのくりぬきになってます。
中央のGマークは、ケース充電時に青く光ります。
iPhoneをこのケースから外すときは、カメラ穴からiPhoneを押し出す事で簡単に外せました。

iPhoneはこのようにしてセットします。iPod touch(第5世代)も同じようにセットできます。iPod touch用のアタッチメントとして薄めのシートが付属します。
シートを使わなくても使えましたが、シートがあったほうが安定性が増すかもしれません。

MFiに準拠している製品なので、iOSのバージョンが上がることで充電できなくなる事はありません。
LightningコネクタはiPhone挿入時にコネクタ部に負荷が掛からないように若干動くようになっています。(上下)

写真中央のスイッチをずらす事で、iPhoneの電源ボタンを押すことが出来ます。
ですが、非常に使いにくく感じました。

このゲームコントローラーにスピーカーは内蔵されていません。
iPhone/iPod touchのスピーカーからこの穴を通して、ちゃんと音が籠もらずに聞こえるように工夫されています。
マイクを使うゲームもこの穴のおかげでちゃんとマイクが作動するでしょう。

このケースを装着したまま、メールを打つことも可能ですが、上の写真のようになります。
使いやすいとはいえないので、ゲームが終わったらケースを外した方が良いと思います。

対応しているゲームの中で人気がある、Grand Theft Auto :San Andreas(執筆当時 700円)をプレイしてみました。
コントローラーはBluetooth接続ではなく、Lightning端子で接続されているため、特別な設定を必要としませんでした。
そのままプレイできました。
A,B,X,Yキーの下にポーズキーがある為、ゲーム中の中断が簡単に行えます。
このゲームの場合、操作中の視点切り替えがタッチパネルでの操作だったため使いにくく感じましたが、十字キーが一つしかないので仕方無いのかもしれません。
十字キーは、2段階の押し具合を判断出来るようで、押す力により動きが変わりました。
ただ、ボタンを押してから動くまで若干ラグがあるような気もしました。
これは、コントローラーのせいなのか、ゲームアプリのせいなのかは解りません。ラグと言ってもほんの僅かなもので多くのゲームでは気にならないかもしれません。

(GTA:SAを20分程度プレイした後のiPhone 5sの温度)
普段、殆どゲームをする事が無い私からすると、あんまり良い製品には思えませんでしたが、iPhoneでゲームをよくプレイする人には良いかも知れません。
難点と言えば、若干のラグがある気がする点と、ゲームによってはiPhoneが熱くなる(上のGTA:SAがそうでした)為、長時間プレイに向かないような気もしました。
更に言えば、バッテリーも1,500mAh搭載していますが一日中ゲームをしたい人には全く足りないかもしれません。
そういう場合は、モバイルバッテリーを使うことで解決できます。microUSB端子でiPhoneとコントローラーのバッテリーを充電できます。
製品には3年の保証がつきます。
Logitechのサイトから、対応ゲーム一覧リストがあるので気になる方はチェックしてみてください。
URLは http://gaming.logitech.com/en-us/microsite/powershell-game-list です。
モバイルバッテリーは、ANKERの製品がオススメです。
13,000mAhの大容量バッテリー搭載のANKER M3のレビューはこちらのエントリーで紹介しているので併せてどうぞ。
LINK : Logitech – iOS 7 Games currently compatible with Logitech PowerShell Controller + Battery
LINK : Apple Store US – Logitech PowerShell Controller + Battery
LINK : Logitech – PowerShell Controller + Battery