
Y!Mobileから発売されているPocket WiFi 502HWを約1年間使用しました。
今回は1年使った使用感についてご紹介します。
・Y!mobile 502HWを契約した。
・Y!mobile 502HWの3日3GB制限に掛かった状態の通信速度
・Y!mobile 502HWのSIMロックを解除した
これまで3件の502HWに関する記事を書きました。
通信速度は場所と設定(通常モード/アドバンスモード)で異なってきます。
スペック上は、通信速度は下り最大187.5Mbps、上り最大37.5Mbpsとなっています。

調子が良いときでこれくらいです。
AXGPエリア(アドバンスモードが使えるエリア)に居ることが多いので、画面には4G SoftBankと表示されている事が多いです。
この場合、キャリアアグリゲーションしていなければAXGPの通信速度理論値(下り最大165Mbps 上り最大10Mbps)となるためアップロード速度が著しく遅くなります。
最初に書いた3日3GBの通信速度制限の状態からは状況が異なってきたのでこちらも紹介します。

大体これくらいです。

しかし、調子が良いときはこれくらい出ることもあります。
対象プラン | 対象 | 制限期間 |
---|---|---|
Pocket WiFiプラン2 Pocket WiFiプラン2 ライト Pocket WiFiプランSS Pocket WiFiプランS Pocket WiFiプランL データプラン |
前日までの3日間のご利用通信量が、2,517万パケット(約3GB)以上
2017年4月5日より |
当日6時から翌日6時まで
2017年4月5日より |
Pocket WiFiプラン+ Pocket WiFiプラン |
前日までの3日間のご利用通信量が、839万パケット(約1GB)以上 | 当日6時から翌日6時まで |
※上記の表はY!mobileサイトより引用
これまでは、直近3日3GB以上の利用をすると通信速度が制限されました。アドバンスモードでも同様です。
通信速度制限後は、YouTube HD画質が見れる程度の通信速度(実質3Mbps)に制限されていました。
2017年4月5日より、直近3日のデータ量制限3GBから10GBへと緩和されます。さらに対象となる制限期間も短くなります。
しかしながら、直近3日データ量が10GBを越えてしまうと、YouTube標準画質程度しか見れない通信速度(1Mbps)に通信速度制限がされるとのことです。
国内では3Gが利用出来ないため、未だに圏外になることも稀にあります。しかしそれほど多くの場所で圏外になる事も無く、案外問題なく使用出来ています。
305ZTを使用していた時は3Gに落ちるとLTEに戻らないことが多々あり困っていたので、LTE/AXGPしか使えないのはむしろ好都合だと思っています。
通信速度については、上りに対して不満があります。
スピードテストの結果を見て頂くと分かるように散々な結果となっており、例えばクラウドサーバーに写真をアップロードしたり、Twitterなどの写真投稿するのにもストレスが溜まる通信速度です。
そのため、仕事などで写真や動画データをサーバーに出先からアップしたいというような目的で502HWを買うのは決してオススメ出来ないと思います。
しかし、アドバンスモードに加入している場合、直近3日の制限はあるものの月間通信容量は特に制限が無いので通信量を気にせずに使えるのは精神衛生上かなり良いと思います。
今後は直近3日の通信量も3GBから10GBまで緩和されますし、月間100GB近くまでは制限されずに使えるという計算になります。
そういった意味では悪くない製品と言えそうです。

そして先日、603HWという新型が発表されました。
こちらは、「4×4 MIMO」 「256QAM」といった技術を組み合わせ、通信速度が下り最大612Mbps、上り最大37.5Mbpsという通信速度を謳う機種です。
但し現状で612Mbpsで使えるエリアはかなり少なく、かるく探してみた結果見つかりませんでした。
Y!mobileでは住所別に最大通信速度をリストにして公開していますので確認してみると良いでしょう。(http://www.ymobile.jp/area/list/)